電話してください

日本庭園とは

日本庭園は、山、滝、川、海などの自然を凝縮し、自然の縮景を表現する庭です。

土地の起伏を生かす『築山』を築いて、『川』の流れを作り、『池』を中心に、自然石の『庭石』で山岳を表現し、そこに季節を表す『植栽』を配置します。また、『灯籠』、『つくばい』、『東屋』、『茶室』を配置し、四季折々に鑑賞できる景色を作ります。

また、庭園内のみならず庭園外の景色を利用する借景という手法も広く用いられます。(足立美術館写真)

日本庭園と西洋庭園の違い

自然との融合を目指す日本庭園は、自然を模して左右非対称に作られます。一方で、西洋庭園は館を中心に左右対称に庭全体を設計します。日本庭園の石や植栽の配列は自然の中に実在するようなバランスで配置するのに対し、西洋庭園では植栽、石、通路、モニュメントは規則正しく設置され、噴水は水の流れを人間が制御することで美しさを作ります。

自然との融合を目指すのか、人工の美しさを目指すのか、両社の根底には自然に対する美意識の違いがあります。自然の安らぎを人が作り上げるところに日本庭園の魅力があります。